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Konstanz als Heimatstadt

バス接近表示

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バス停の接近表示
コンスタンツの市内交通を一手に担っているバスは,土曜日以外は比較的正確(あくまでバスとしてはという意味ですが)にやってきます。以前からスマホ向けのアプリでは,何分遅れているかを確認することができていましたが,前回の滞在から今回の滞在の間に,いくつかの主要バス停に接近表示が設置されていました。接近表示のスタイルはベルリンなどのドイツの他の都市と同じで,それぞれの路線があと何分で来るかが表示されています。
日常的に使っているバス停にこの装置がないため,接近表示が実際の遅れまでを反映しているのか,それともダイヤの時間を前提に何分前なのかだけを計算しているのかはよく分かりません。

自販機

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Mensaの前の自動販売機
コンスタンツ大学の学食(Mensa)は,ここ数年,売場面積を拡大させたり,メニュー(日本語で言う)を増やしたりしてきました。今回やってきて気づいたのは,自動販売機が増えたことです。自動販売機はMensaの入口付近や定食をとるレーンの側,さらに現金用レジ付近にあります。並んでいるのは必ずしも飲み物(こちらでは瓶入りが普通です)だけでなく,スナック菓子のようなものも入っています。これらは従来通りMensaの中にも置いてありますが,混雑緩和,あるいはレジがあいていないときにも買えるようにこうした設備をつけたものと思われます。
学食だけでなく,学内には多少の自動販売機があり,図書館の中にも,コピー室の中に自販機があります。これも瓶入りの飲み物なので,買うときに飲み物が出てくる音がものすごく,コピーしていても驚くほどです。他方で,街中にはあまり自販機はありません。かつて大きなバス停には,バスのチケットを販売する自販機がおいてありましたが,今回確認した限りでは,駅前の1台だけが機能しているようで,それ以外のものは見当たらなくなっていました。

工事現場

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Sternenplatzの工事現場
コンスタンツは十年不変のように見える町ですが,よく見ると至る所で工事が行われています。この夏の工事で一番目立っているのが,町の交通の要衝であるSternenplatz付近の工事です。バス路線の大幅な変更も含むこの工事は,単にアスファルトの舗装をし直すだけではなく,橋そのものの改修も含んでいるようであり,いろいろな場所が掘り返されています。
驚かされるのは,この工事現場を片道だけ路線バスが通ることです。Spanierstr.経由の4/13,6,13/4の各路線は,東行きは大きく迂回しているものの,西行きはSternenplatzの工事現場を通過します。進入禁止の交通標識の下には Linienverkehr frei(路線バスを除く)と書いてあり,ショベルカーが動いている中をバスが通っていくのは圧巻です。
他にもこの時期には,町の中心のMarktstätteやParadies近くのSchottenplatzでも工事が行われ,各所がかなりうるさくなっています。

夏と秋

今朝のコンスタンツは深い霧に包まれました。

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霧のコンスタンツ
春と秋のコンスタンツの風物詩は霧です。一日の気温の変化が大きくなり,暖かい空気と冷たい空気が併存する時期になると,朝から午前中に至るまでコンスタンツは霧に包まれます。
今朝の霧はこの時期としてはずいぶん深いもので,一番ひどいタイミングでは,前方10mくらいまでしか見えず,町が全体として真っ白になっていました。コンスタンツを訪れるようになって11年ですが,8月にこんな深い霧を経験したのは初めてです。例年と比べると,今年は秋の訪れが早いのかもしれません。

鉄道運休

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ライン橋を渡る黒い森鉄道の列車
コンスタンツはドイツの中では陸の孤島です。コンスタンツに鉄道でアクセスする場合に,最も主要なルートは,黒い森を抜ける黒い森鉄道(Schwarzwaldbahn)です。フランクフルトからバーゼルに向けてICEが専用線を走るルートが設けられていますが,その途中のOffenburgから分かれてコンスタンツにいたる鉄道は,うっそうとした黒い森を比較的低速で抜けていく風景がきれいな線区です。
その黒い森鉄道が,現在一部で運休しています。施設の補修のためであり,運休期間はバーデン・ヴュルテンベルク州の今年の夏休みに合わせて7月20日から9月8日までになっています。運休区間はImmendingenからEngenまで(8月30日からはDonaueschingenからEngenまで)と,距離的にはさほど長くはありませんが,この線区がストップしているため,コンスタンツからフランクフルトに抜けるにはBasel経由のルートを利用する必要があります。
Basel経由のルートもライン川沿いを走る風光明媚な線区ですが,昔から遅れがちで,乗客が多い割にディーゼル2両編成程度の短い車両で運転されることから,なるべく利用をさけていました。黒い森鉄道の運休の影響で,Basel経由の利用者が増えているようであり,色々な意味で使いたくない線区になってきているようです。

晩夏?

到着日のコンスタンツは雨で気温も低かったですが,その後天気もある程度回復し,気温も少し上がってきました。
ライン川沿いでは日光浴したり,バーベキューしたりするドイツ人が多く,中にはライン川で泳いでいる人もいます。観光客もまだそれなりに多く,中心市街地は賑わいを取り戻しています。
日本の晩夏というと,蜩のような何やらもの悲しいイメージと結びつきますが,ドイツの夏はいつ終わるか分からないので,過ぎゆく夏を惜しむという感情はあまり湧いてこないようです。週間予報によると,8月一杯はまだそれなりに気温が高い状態が続きそうです。

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ライン川を行く船

Brigantinus→Dolce Vita

コンスタンツ大学のゲストハウスも含まれているSeerheinの再開発地区には,比較的高級路線のレストランBrigantinusがありました。しかし今年に入って閉鎖が続いており,リノベーションかと思っていたら,経営母体が変更されていました。
Dolce Vitaはドイツ各地にレストランを展開しているイタリア料理のチェーンで,コンスタンツではこの形態では初出店です。提供されているのはサラダ・ピザ・パスタだけで,値段も抑えめです。ピザは暴力的な大きさで,はじめから1/2で注文してもなおかなりの量でした。
まだ開店して2ヶ月程度であるからなのか,普通の平日に訪れたのに客が多く,特に家族連れが目立ちました。Brigantinusは静かな雰囲気で,高齢層の客が多かったのと対照的です。

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ハーフサイズのピザ