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Konstanz als Heimatstadt

黒崎活性化の方針

北九州市は08年度から,八幡西区の黒崎副都心の活性化に本格的に乗り出す。更地のまま用途が定まらなかった九州厚生年金病院と市営住宅の両跡地(約3.3ヘクタール)に,図書館と文化ホール,緑地広場などを整備することを決定。共同住宅を建設した事業者に助成金を出すことを検討するなど,居住者を増やしてにぎわいをつくるためのてこ入れも行う。
JR黒崎駅や百貨店,商店街などが集積する黒崎地区は,末吉興一・前市長が策定したルネッサンス構想で副都心に位置づけられた。再開発で複合商業ビル「コムシティ」が建設されたが,運営する3セクの破たんで閉鎖。スーパーの撤退も相次いだ。同市が昨年9月,跡地利用について,地元住民約6000人を対象に実施したアンケートでは,図書館や文化ホールを望む声(42.2%)と,広場や公園を求める声(45.7%)がほぼ同数となった。
市はこの結果などを踏まえ,今回の方針を決定。08年度当初予算案には,各施設の整備について,より具体化した方策を決める費用などに4000万円を計上。公共事業に民間の資金や技術力を活用するPFI方式を視野に入れており,09年度にも施設建設と運営を行う事業者を選定する予定だ。
また,定住人口を増やすため,黒崎の中心市街地にマンションやアパートを新たに造る事業者を助成する事業も創設する方針。助成金は年間60戸を上限に1戸あたり100万円程度となる見込みで,今後詳細を詰める。

緑地造成工事が進む旧九州厚生年金病院跡地
読売新聞の昨日朝刊(地域面)に出ていました。跡地利用の方法をめぐり様々な議論があった旧九州厚生年金病院跡地は,結局当初構想に近い文化施設ということになったようです。
八幡西区は人口25万人という北九州市では最大の人口を抱えていながら,これまで地域拠点的な規模の図書館を持っていませんでした(八幡東区に八幡図書館がある程度でした)。人口に対する図書館配置の点では大きな問題となっていただけに,黒崎に図書館ができることは大変好ましいことだと思います。