苦しみ抜いた末の記録達成に，地元も喜びを爆発させた。直方市出身の大関・魁皇関（38）が大相撲の通算最多勝記録に並ぶ1045勝を達成した13日，ファンらは快挙を祝福し，記録更新へ早くも期待を寄せた。
大型画面での観戦が4日目となった同市感田の大型食料品店「明治屋産業びっくり市」には，この日も約100人が集まり，一瞬の突き落としで決まった歴史的な白星に酔いしれた。
祝福のくす玉を割った明治屋産業の佐藤由美社長（50）は「勝った時のほっとした顔を見たら，熱いものが込み上げてきた」と感極まった様子。初日からかけつけているという北九州市八幡西区の会社員西川貴敏さん（36）は「自分と同世代で，けがも抱えながら頑張っている魁皇関は誇り。次の一番で単独1位になってほしい」と力を込めた。
息子の宗佑君（1）と声援を送った古賀市の会社員中本修さん（33）は「（11月の）九州場所も土俵に立ち，相撲人気復活の手助けを」と興奮気味に話した。
今場所，大関昇進を狙っている柳川市出身の関脇・琴奨菊関の後援会事務局長，牟田口清さん（70）もテレビで観戦し，「本当に素晴らしい。おめでとうと言ってあげたい」と祝福。この日も白星を挙げ，昇進へ着実に歩を進めている琴奨菊にも「勢いに乗り，昇進に向け頑張ってほしい」とエールを送った。
読売新聞の今日付記事からです。記録達成おめでとうございます！平成の大大関としての地位を不動のものにしている魁皇関ですが，その活躍の歴史は，長く続けることのすばらしさ・偉大さを示しているようにも思われます。さらに白星を重ねて前人未踏の記録を打ち立ててくれることを期待しています。
