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Konstanz als Heimatstadt

消えたBibbag

図書館内に持ち込まれた鞄

コンスタンツ大学の図書館にはこれまで,鞄を持ち込んではいけないというルール(Taschenverbot)がありました。そのため,図書館の前にはたくさんのコインロッカーが備え付けられており,暫定開館の時期には入口付近に多くの鞄がそのまま置かれていました。
昨年秋に新たな図書館がオープンとなった際に,このTaschenverbotが廃止され,図書館に鞄を持ち込むのが自由になりました。その理由は,図書館の敷地面積が広く,鞄を持ち込んでも邪魔にならないことと,図書館出口に設置された図書の本の持ち出し検知器の性能が上がって,鞄に入れていても検知できるようになったことです。
これに伴って,全く見かけなくなったのが「Bibbag」です。これはその名の通り図書館用のバッグで,完全に透明なビニールでできているため,図書館内でも持ち込むことができるものでした。以前は大学の本屋さんでも売られており,30〜40ユーロという比較的高い値段で販売されていました。これほど高い値段を出したくない場合には,大学の入口(Haupteingang)のクローク(Garderobe)で透明の手提げ袋が売られており,これを買ってもある程度のものを持ち込むことができました。
Bibbagは中に何が入っているか分かるため,ドイツの学生がどんな本や文具を使っているのかを観察するよい素材だったのですが...。