ernst@hatenablog

Konstanz als Heimatstadt

北九州市 自治基本条例制定へ

北九州市議会の6月定例会代表質問で12日,市はまちづくりの基本理念を示す「自治基本条例」を2009年度に制定することや,相次ぐ職員不祥事に対処するため,法律の専門家らでつくる「不祥事防止対策委員会」(仮称)を設置する考えを明らかにした。
自治基本条例
同条例は「自治体の憲法」とも言われ,行政の透明性や効率性,住民参画の機会の確保,行政と市民の役割分担などを定める。北海道ニセコ町が00年度に制定した「まちづくり基本条例」が始まりで,札幌,川崎,静岡市など全国41市町村にある。北橋健治市長もマニフェスト(公約)に掲げていた。
市は条例に市民の考えを多く盛り込むため,秋に市民団体,NPO法人代表者,学識経験者らでつくる検討委員会を設ける。このほか市民に条例の策定過程を報告するため,09年度まで,随時,市民からの意見公募や説明会,幹部職員による出前講座などを開く。
市総務市民局総務課の清田千年課長は「市民中心のまちづくりのあり方を決める条例なので,内容だけでなく,過程も大切にしていきたい」と話している。

読売新聞(地域面)の昨日朝刊に出ていました。すでに先行自治体がたくさんあるので,どのような内容にするのか,また他の条例・市民参加システムとの関係をどのように構築するのかが,評価の分かれ目になると思われます。