JR九州の石原進社長は2011年に全線開通する九州新幹線について，「博多―熊本間は1時間に4本は走らせたい」と述べた。熊本市で6日に開かれたシンポジウムで明らかにした。JR九州が同区間の具体的な運行方針を示すのは初めて。
現在，同区間は在来線特急が1時間に2，3本運行している。新幹線を4本走らせることで利便性を増し，競合する高速バスなどに対抗する。需要については，在来線の2倍となる1日平均3万人を見込む。また，JR東海，西日本と協議している山陽新幹線と九州新幹線の相互乗り入れ（新大阪―鹿児島中央間）については，「合意は近い」との見通しを示した。
読売新聞の昨日付記事からです。現在の鹿児島本線の特急は，1時間につばめが2本・有明が1本の3本が標準でした。また九州新幹線では基本的に1時間2本となっています。熊本までを1時間4本と設定するのはこれまでよりも多いことになりますが，仮に速達タイプと全駅停車タイプを分けるとすれば，全駅停車タイプを1時間に2本走らせたいという意図のようにも見えます。
