12日朝，福岡県を中心に霧がかかり，福岡，北九州，筑豊と山口県西部に濃霧注意報が出された。福岡管区気象台などによると，湿度が高く，気温が下がったため霧が発生したという。
九州と本州の間の関門海峡を行き交う船舶も霧にかすんだ。視界は午前8時半，約1キロまで落ち，対岸の街並みが見えない状態が続いた。
この影響で北九州市沖の北九州空港では東京発のスターフライヤー73便が約40分遅れて着陸したほか，午前の沖縄，東京行きの計3便の出発が1時間半‐2時間20分遅れた。
西日本新聞の昨日付記事からです。11日は福岡は煙霧でかなり見通しが悪かったですが，12日も朝から濃霧となり，JRがその影響で最大で20分以上遅れました。夜になって乱れが解消していたところで日豊本線の人身事故があり，また遅れはじめました。さすがにこれだけの霧になると，霧に強いはずの新北九州空港でも対応できなかったのでしょう。
それにしても，これだけ深い霧が広範囲に出たのは久しぶりだと思います。春は黄砂と霧がどちらも似たような風景を作り出すため，なかなかすっきり見通せる日がありません。
