ernst@hatenablog

Konstanz als Heimatstadt

ドイツの犬

吠えてうるさい犬はドイツにはあまりいません。

ミュンヘン 9日 ロイター]ミュンヘンの北にあるフライジングで世界初の犬専用高級ホテル「カニス・リゾート」が15日に正式オープンする。
同ホテルは暖房付きの犬舎9棟を備え,最大45匹の受け入れが可能。20人のドッグシッターが毎日24時間体制で,グルーミングからヘルスケア,送り迎えまでフルサービスを提供する。料金はデイケアが65ユーロ(約7800円),宿泊が80ユーロ。
9日には犬用ベッドでくつろいだり,散歩に連れて行ってもらう犬たちの様子が撮影された。

ドイツの犬
ロイターの今日付記事からです。日本とドイツの大きな違いの一つは犬にあります。日本の犬は(よほど賢い犬かトレーニングされた盲導犬などを除けば)知らない人が来るとかなりうるさく吠えますし,別の犬がやってきた場合には大騒ぎをすることが多いです。しかしドイツの犬は見知らぬ人が通ってもほとんど吠えることはありませんし,他の犬が横を通過してもかなりの確率で吠えないと言えます。ドイツの飼い犬はすでにトレーニングされている犬が多く,そのため日本の犬と比べて静かなようです。それゆえか,レストランでも乗り物でも,犬同伴でやってくる人が比較的多く,列車の車両を移動しようとすると犬が通路に座っていて通れない...ということもしばしば経験します。犬が吠えないために,そこに犬がいるかどうかは見てみないと分からないという状況にもなります。
人間と犬とのつきあいの親密さは個別のケースによるのでしょうが,概して言えばドイツの犬の方が日本の犬よりも人間と接している時間が長いようにも見えます。そうした文化的な背景があって上記の記事のような高級犬ホテルも需要が見込まれているのでしょう。それにしても宿泊が80ユーロとは,人間のホテルだったとしても中高級の部類に入りそうです。