ernst@hatenablog

Konstanz als Heimatstadt

コムシティ開業再延期

第3セクターの経営破たんで閉鎖された北九州市八幡西区黒崎の元複合商業施設「コムシティ」を所有する沖創建設(那覇市)は1日,今年1月に公表した再生計画を白紙撤回することを明らかにした。核テナントとして進出が決定していたコールセンター開設も撤回された。厳しい経済情勢下で,テナント誘致に苦戦。9月に予定されていた全館開業は先送りとなる。
沖創が所有するのは,全13階のうち商業フロア(地下1‐地上6階)。沖創は今年1月,市が誘致した富士通コミュニケーションサービス(東京)のコールセンター進出を核とする再生計画を公表。ただスーパーなど大型店のテナント誘致は,賃貸などの条件が折り合わず交渉は難航。施設の性格付けが定まらない状況が続いていた。
コールセンターは6月開業予定だった。しかし9月の全館開業が不可能となり,一部開業では沖創の維持管理費など経費負担が大きいため,沖創はコールセンター開設に関する契約を解消。再生計画を白紙に戻すことにしたという。
コムシティは2001年11月に開業したが,経営不振などから1年半で閉鎖。沖創建設は07年9月に取得し,当初,08年4月開業を目指していたが実現せず,今年1月に「6月一部開業,9月全館開業」の計画を公表していた。沖創は新計画について「市などと協議し,早急に策定したい」としている。

西日本新聞の今日付記事からです。不景気の影響も大きいとはいえ残念です。
賃料を引き下げると以前の破綻と同じことが繰り返されますが,逆にいつまでも使われない状態が続くのも街全体の活気を低める結果になってしまいます。
これだけ進出先が決まらないと,改めて八幡西区役所(一部)移転構想やその他の公共施設の入居構想が提案されるようになるかもしれません。