市長選挙
任期満了に伴う北九州市長選は23日告示され,無所属新人で北九州市立大名誉教授の三輪俊和氏(67)=共産推薦=と,再選を目指す無所属現職の北橋健治氏(57)の2人が立候補を届け出た。投票日は2月6日で即日開票される。
前回は北橋氏を推す民主党と自民党が激突したが,今回は自民党が初めて候補者擁立を断念。北橋氏が政党の推薦を求めなかったため,選挙構図は一変した。
第一声で三輪氏は「大型事業を優先し,福祉を切り捨ててきた市政を止め,地元中小企業や農林漁業を徹底応援し,みんなが生き生きと暮らせる北九州をつくりたい」と主張。国民健康保険料の引き下げや,住宅リフォーム助成など生活に密着した公共事業による地場企業活性化を訴えた。
北橋氏は厳しい財政運営の中,福祉の充実や景気雇用対策に力を入れた1期4年の実績を強調。行財政改革や低炭素・省エネルギーを柱とする環境産業の拠点化で財源を捻出し,「景気対策や高齢者福祉,子育て支援などに回して元気な北九州をつくっていきたい」とアピールした。
有権者数は80万7014人(22日現在,市選管調べ)。
西日本新聞の今日付記事からです。4年前は福岡・北九州と続けて民主党が支援した候補が当選して話題になりましたが,今回は北九州市では初めて自民党系が候補者を立てない展開になりました。明確な争点がない中でどのくらいの関心が集まるのかが気になるところです。