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Konstanz als Heimatstadt

曽根干潟清掃

日本有数のカブトガニの産卵地である曽根干潟北九州市小倉南区)の朽網(くさみ)川河口で22日,産卵シーズン前の清掃作業があった。「日本カブトガニを守る会福岡支部」(林修支部長)の呼び掛けで,地元のボランティアら約25人が参加。海岸に漂着したごみや海藻類を1時間半かけて拾い,275袋のごみが集まった。
支部によると,カブトガニは砂浜の波打ち際の砂に,つがいで卵を産み付ける。朽網川河口では昨年,約200組の産卵が確認された。だが,アオノリの繁殖や建設業者による砂の搬出,ごみの投棄などで,産卵環境の悪化が進んでいる。
初めて清掃活動に参加した東朽網小PTA会長の岡田賢彦(たかひこ)さん(42)は「すごいごみの量に驚いた。もっと多くの人に曽根干潟の現状を伝えなければ」と汗を拭った。
今年の産卵は7−8月。林支部長は「大潮になる海の日(7月18日)ごろが産卵のピークと予想している。ぜひ観察に来てほしい」と話した。

曽根干潟
西日本新聞の今日付記事からです。先日かなり久しぶりに曽根干潟に行ったときには,少なくとも他の干潟に比べてごみなどが少なくきれいだと感じていたのですが,上記の記事によるとごみの量が相当多くなっているようです。新門司から行橋までの瀬戸内海沿岸には比較的遠浅の海岸が多くありますが,そのうちのかなりの場所は新田開発や最近では工業用地として利用されていて,曽根干潟ほどの規模の干潟はあまりないようです。沖合の北九州空港の埋め立て地が潮の流れにどのくらいの影響を与えているのかもよく分かりませんが,貴重な干潟が今後とも保存されるような手立てを考える必要があると思います。