ernst@hatenablog

Konstanz als Heimatstadt

文化・交流拠点地区オープン

北九州市八幡西区岸の浦の九州厚生年金病院跡地に整備中だった市立黒崎文化ホール(愛称・黒崎ひびしんホール)と市立八幡西図書館が1日,開館した。地元住民たち約800人が記念式典に出席し,黒崎地区の文化施設誕生を祝った。
黒崎ひびしんホールは地上3階地下1階建てで延べ床面積約8800平方メートル。826席の大ホールと302席の中ホールのほか,リハーサル室や会議室を備える。
八幡西図書館は地上3階建てで述べ床面積約3700平方メートル。最大30万冊の蔵書能力がある。北九州市立の図書館では初めて自動貸し出し機を備え,2階に児童書,3階に一般書や郷土資料などをそろえる。ホールと図書館は,市が民間の資金や手法を活用する「PFI方式」で整備した。市の支出は105億円。
記念式典では,黒崎祇園山笠の太鼓演奏や市ゆかりの音楽家によるコンサートがあった。北橋健治市長は「多くの人が黒崎地区の魅力に気づき,活性化することを願っています」とあいさつした。

西日本新聞の今日付記事からです。


八幡西図書館の内部
北九州市八幡西区黒崎の旧九州厚生年金病院跡地を文化・交流拠点地区として整備する事業がこれまで進んできましたが,昨日,ホールと図書館がオープンしました。
八幡西図書館北九州市西部地域の中核となる図書館として新設され,指定管理者(PFI事業者)である黒崎コミュニティサービスが運営を行っています。蔵書可能冊数は30万冊です。1階はカフェや文化展示(黒崎祇園山笠が展示されています),2階は児童書,3階は一般書になっています。3階の一般書コーナーには,江戸時代の宿場町からの伝統を引き継いでいた旅館桜屋を復活させた和室の読書コーナーが整備されています。新たな試みとして,北九州市立図書館では初めて,CD・DVDの貸し出しも行われています。貸し出しは1人1回2作品まで,これとは別に館内でのみ視聴できるものもあります(1日1人1作品まで)。図書にはIDタグが埋め込まれ,自動貸出機を使って貸出手続をとることもできます。
八幡西図書館と曲里の松並木公園
黒崎ひびしんホールは地上3階・地下1階で大ホール等のほか,練習室や会議室も整備されています。市民の非営利での利用は安い使用料で利用可能です。整備・運営は図書館と同じくPFI・指定管理者が行っています。昨日は大ホールでオープニングイベントが行われていたようです。
これに合わせて進んでいた周辺の道路整備もほぼ終わり,あとは向い側のサンリブ黒崎店の建設工事が残っています。駅前のペデストリアンデッキ再整備事業もようやく終わりが見えてきました。八幡西区役所が来年春に旧コムシティに移転すると,今回の再整備事業は一定の区切りを迎えます。