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Konstanz als Heimatstadt

節電の夏

JR九州20日,今夏の節電対策を発表した。電力需要が増える平日午後を中心に福岡県内の鹿児島線小倉−博多間の特急と二日市−福間間の普通列車を計17本運休,一部運休し,一部区間で車両を削減する。新幹線は対象外。原発停止に伴う電力不足で,鉄道事業者が「間引き」を実施するのは九州で初めて。
期間は,政府や九州電力から節電を要請された7月2日〜9月7日(8月13〜15日のお盆は除く)の平日。正午〜午後3時に運行している列車が中心で,特急は小倉−博多間の「きらめき」6本を運休。普通列車は福間−二日市間が対象で,6本を運休して,5本を一部区間で運休する。
車両数を減らすのは門司港−久留米間の一部区間普通列車9本。通常6〜9両で運行している編成を3〜4両減らす。JR九州によると,節電で運休する列車17本は通常約3400人が利用。車両減も合わせると約7千人に影響が出る見込み。JR九州の唐池恒二社長は会見で「ご迷惑をお掛けするが,電力需給の逼迫(ひっぱく)を認識して社会的要請に応える」と話した。政府はJR九州に2010年夏比で10%の節電を求めていた。

西日本新聞の昨日付記事からです。詳細についてはJR九州のサイトに情報があります。
節電ダイヤが実施される期間は7/2-9/7の平日(8/13-15は除外)であり,完全運休するのは

  • 小倉発12:21, 13:21, 14:21のきらめき
  • 博多発11:38, 12:38, 13:38のきらめき
  • 福間発12:14, 13:13, 14:13の二日市行き普通
  • 二日市発12:45, 13:44, 14:44の福間行き普通

となっています。またこの他にも何本かの部分運休が設定されており,さらに何本かの普通列車については運行車両を半分程度にすることになっています。
昨年は首都圏では夏の節電ダイヤが実施されていましたが,九州では実施されないままでした。今年は九州電力管内の原子力発電所が止まっていることもあり,10%の節電目標が設定されています。九州の鉄道で間引きできるほどの本数が走っているのは今回の対象になっている区間・列車であろうと思います。
今年は少なくともここ数年に比べるとこれまでのところそれほど暑い日がなく,このまま冷夏になってくれることを切望しています。