自転車の街コンスタンツには,他の町であまり目にしない自転車用信号があります。
一般的には,ドイツの信号は,自動車用と歩行者・自転車用に分かれています。歩行者・自転車用には黄色信号あるいは点滅信号はなく,青(緑)からいきなり赤に変わります。その分,交叉する側の信号が変わるまでの時間が日本よりも長く設定されているようです。
コンスタンツで自転車専用信号が設置されているものの多くは,自動車信号と並んで設置されています。自動車の黄色・赤信号よりも早く黄色・赤信号になり,自転車専用レーンを横切る歩行者と自転車がぶつからないようになっています。もっとも,自転車用信号が黄色になると,たいていの自転車は歩道に入ってきて走り抜けるので,赤信号で止まっている自転車を見たことがありません。
今回の滞在で新たに発見したのは,自転車専用信号だけがついている場所です。自転車橋からPetershausen駅の方向に向かう道路の,ちょうど自転車専用道路と自動車との併用道路との接点にあたる交差点に,自転車専用信号が設けられています。自動車併用道路の自転車専用レーンに入るための信号のようですが,挙動を見ている限り歩行者信号とほぼ同じように動いているようです。