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Konstanz als Heimatstadt

本バトン

九州に縁のあるけんいち。さんから,これまた九州でオフ会したAKITさんに渡ってきた本バトン。法学バトンと重ならないように,法学書はなるべく避けて(完全に避けられるかどうかはわかりませんが)書きたいと思います。

持っている本の冊数

たぶん1300冊程度だと思います。データベースにしている法学関係以外は正確に数えたことがないので概算です*1。AKITさんのように分野別の冊数を把握していませんのでこれも割愛させていただきます。

今読みかけの本 or 読もうと思っている本

財政法講座〈1〉財政法の基本課題 (財政法講座 1)

財政法講座〈1〉財政法の基本課題 (財政法講座 1)

読みかけです。読み終わったら例によってernstに書こうと思っていますが,最近さまざまな諸雑務が立て込んでいてなかなか時間が取れません。

最後に買った本

上記,読みかけの本に加えて,同じシリーズの残り2冊。

財政の適正管理と政策実現 (財政法講座)

財政の適正管理と政策実現 (財政法講座)

地方財政の変貌と法 (財政法講座)

地方財政の変貌と法 (財政法講座)

合計3冊で約10000円でした(←本買いすぎ病)。法学書以外では
文庫判 東京都市図 (文庫判)

文庫判 東京都市図 (文庫判)

携帯電話のQRコードが搭載されて,駅周辺の施設の検索がかんたんにできるそうです(たぶん使わないでしょうけど)。主要地点アクセスガイドがついたり終電案内が加わったりしたのは便利かなと思います。

特別な思い入れのある本,心に残っている本5冊

法学バトンのときと同じく,年代順に思い出しながら書いていきたいと思います。

この段階ですでに22冊ありますが…。小学校2年のときに学校の図書館に入ってきたこのシリーズ(正確にはこの前のバージョン)の第1巻を読んで,歴史に対する興味がものすごく膨らんだ覚えがあります。以後,このシリーズは小学校の図書館で全部読んだ上に,いとこの家にあったのをまた借りて読み,挙げ句の果ては親に買ってもらって現在でも自宅にあります。世界の歴史・中国の歴史についても同じようなマンガシリーズを持っています。今になって考えてみると,このマンガに書いてある知識だけで高校受験・大学受験は済んでしまったような気がします(逆にこれでは済まなかった細かな文化史が不得意だったりしました)。

岳物語 (集英社文庫)

岳物語 (集英社文庫)

子どもの頃は「物語」「小説」といったジャンルがあまり好きではなかったため(サイエンスものとかが好きでした),中学生の頃はそうした文章が国語の問題に出てくるとけっこう苦労していました。そこで,ある学習雑誌(中3コースだったか?←今は出ていません)に,よく試験問題に出る「物語」「小説」「エッセイ」として紹介されていたこの作品を図書館で借りて,1992年の大晦日から93年元旦にかけて読みました。当然ながら高校入試の真っ最中であり,その拘束された雰囲気と対照的に描かれた主人公「岳」の生き方になんとなくあこがれを持ちつつも,「あ,この部分は○○模擬テストに出ていたな」などと受験対策的な読み方もしていた思い出があります。

古文研究法

古文研究法

この本をお読みになった方はおられるでしょうか?高校の古文の参考書としては有名らしいのですが,ちょうど僕が高校生の頃は予備校系の参考書がどんどん出てきていて(マドンナなんとかとか),この本を読んでいる人は僕の周辺にはいませんでした。
高校1年の古文文法が全然分からず,先生もやる気がなさそうだったので,仕方なく自分でこの本を買って勉強していました。この本は出版年からもわかるようにかなり古い本で,組版もさほどきれいではないのですが,内容はとてもおもしろかったです。単に古文文法の公式を覚えるだけではなく,なぜそのような文法ルールになっているのか,それがなぜ現代では違うルールになったのかなどが分かり,知的好奇心も刺激する本でした。

蒼穹の昴(1) (講談社文庫)

蒼穹の昴(1) (講談社文庫)

この手の本は本当に読まないのですが,この本を読むと,もっとこういったジャンルを読むべきだったと思わせるほどによい本です。もとはといえば某掲示板にecke先生が書かれていたのを見て最初は図書館で借りて読みました。しかしあまりに感動したので結局買ってしまいました。清朝末期を舞台とする小説なのですが,人間の運命とは何か,努力にはどんな意味があるのかなどを考えさせてくれる,とても面白い作品です。文庫本では4冊あるとはいえ,あっという間に読み終えてしまいました。

大学で何を学ぶか (幻冬舎文庫)

大学で何を学ぶか (幻冬舎文庫)

本来は学部入学の前にでも読むべき本だと思います。この本が出ていたことについては前から知っていたのですが,結局読んだのは今年(!)でした。大学にずっといるとあたりまえのことのように流布されている情報が,この本にはたくさん出ています。大卒に社会が期待してるスキルを把握すること,それにあわせて大学では自己の付加価値を高めるように過ごすことを提唱している同書は,現在は大学で教える側に回っている僕にとってもさまざまな示唆を与えてくれます。

なんとか「法学系」を外すことに成功しました。他にも挙げたい本はあるところですが,このあたりでとどめたいと思います。

バトンを渡す人

法学バトンのときにもお願いしているので大変恐縮なのですが,田中孝男先生に(もしここをご覧になっていらっしゃったら)お願いしたいと思います。お忙しいとは思いますが(しかも更新休止中なのですが),お時間のあるときにでもよろしくお願いいたします(→さっそく受け取っていただきました。ありがとうございます)。

my_Tさんからのリクエストよりさきにこっちに答えてしまいましたが,この宿題についても近いうちに書きたいと思います。

*1:法学書以外の一般書は図書館で借りて読むことが多かった(最近は図書館に行く時間がなくて買っています)ため,一般書の比率はかなり低いです。