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Konstanz als Heimatstadt

王監督退院

胃がんの手術を受けた福岡ソフトバンクホークス王貞治監督が2日午前,東京都新宿区の慶応大学病院を退院し,150人以上の報道陣の前で記者会見を行った。「順調に回復している。くじけそうな気持ちもあったが,ファンの熱い声援で帰ってくることができた。9月には福岡に帰りたい」と語った王監督は,体重が8キロほど減って74キロとなったが,時折笑顔も見せるなど元気そうな様子だった。
王監督は7月5日の西武戦後に休養。6日に同病院に入院すると,早期の胃がんと診断され,17日に腹腔(ふくくう)鏡による胃の摘出手術を受けた。今後も,8月いっぱいは静養する。以下は会見の要旨。
「食事する以外は,胃がないという意識はありません。体力はだいぶなくなっていると思いますが,順調に回復しています。手術前は『2週間したら福岡に帰れる』と思っていたけど,今はただ体力の回復に努めたい。9月復帰希望でしたが,きょう以降の回復具合になります。正直な気持ち,胃がないというのは,とんでもないこと。体力を戻すには,時間がかかると思います。
私には野球しかないから,どういう形であれ,野球とともに生きていくというのが私の喜びでもあるので,1日も早く回復して,ホークスの選手たちとともに,勝利の喜びや,負ける悔しさを味わいたい。入院中はプロ野球高校野球,オールスターも見て,今までよりも距離を感じました。今まではユニホームを着ていたので,疎外感があった。
ホークスのみんなも頑張っています。ただ,森脇(浩司)監督代行が一番苦労していると思います。選手は成績を考えればいいが,代行やコーチは勝ち負けがすべて。プレッシャーを感じながら戦っている。戻るまでは時間がかかりますが,彼らは必ず目標を達してくれると思う。早実早稲田実業)の試合もテレビで観て,本当に粘り強い試合をしていた。実力のあるチームだと思いました。
胃が全部なくなるということでくじけそうな気持ちもありましたが,ファンの熱い声援で帰ってくることができました。現状は8月いっぱいは静養。(チームが)トップでゴールする9月には福岡に帰りたい。森脇代行が胴上げされるところには,一緒にいたいです」

スポーツナビの昨日付記事からです。王監督,退院おめでとうございます。