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Konstanz als Heimatstadt

大吊橋で特急停車

九重“夢”大吊橋(おおつりはし)(大分県九重町)の最寄り駅豊後中村駅(同町)に,JR九州のリゾート特急列車「ゆふいんの森」が来年4月下旬から11月まで,土日や祝日を中心に臨時停車することになった。年間集客数が230万人を超す大吊橋や地元の温泉による観光振興を目指す九重町が「集客増のために『ゆふいんの森』を停車させてほしい」と要望。大吊橋効果豊後中村駅の利用が伸びている実績を踏まえ,JR九州が来春のダイヤ改正で実施を決めた。
ゆふいんの森」は1989年に登場したパノラマ展望車両で,リゾート列車の教科書的存在。現在,博多‐由布院,別府間を1日に上下計6本が運行している。通常,豊後中村駅に停車する特急列車は「ゆふ」ゆふDX」のみ。
豊後中村駅から大吊橋までは,約8キロ。路線バスを利用して約20分で行くことができる。鉄道利用の促進には,観光シーズンの交通渋滞を緩和する狙いもある。
九重町JR九州に「ゆふいんの森」の停車のほか,同駅周辺地域の活性化を目指し,駅舎敷地や駐車場などの用地売却を求めている。

西日本新聞の今日付記事からです。現在のゆふいんの森号の停車駅は駅のすぐ近くに観光スポットがあるところに限られていますが,今回の大吊橋へはバスとの組み合わせでの集客になります。成功すれば観光地開発の新しいモデルとなるかもしれません。
ただ,大吊橋そのものの集客数が今後も同じくらい維持できるかは難しいところがあるように思われます。大吊橋だけではなくその周りの観光地(九酔渓)との回遊性確保や,大吊橋周辺での集客スポットの整備が必要になると思います。