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Konstanz als Heimatstadt

遠賀川ごみ問題

遠賀川の投げ捨てごみを減らすため,瓶や缶,ペットボトル飲料の代金に預かり金を上乗せするデポジット制を流域で広めようと,地元の市民団体が31日,同制度を考える講演会を飯塚市で開催。制度の先行導入を求める要望書を,参加した流域14市町の関係者に手渡した。
市民団体は「I LOVE 遠賀川流域 デポジット法制化を求める事務局」(妹川征男事務局長)。流域の全22市町村に運動への参加を求めていた。要望書では(1)県が流域をモデル地域に指定(2)国に法制化の早期実現を要請‐などに取り組むよう,流域自治体に求めた。
デポジット制度は,製造業者が容器に預かり金を上乗せし,消費者が小売店に返却すれば預かり金を払い戻す仕組み。この日の講演会では,元テレビ局ディレクターの荻原弘子さん(53)が「漂着ごみを減らすのに最も効果的なのがデポジット制度。活動が熱心なこの地域で導入し,全国へ発信してほしい」と呼び掛けた。
討論会に出席した伊藤信勝・田川市長も「一容器当たり100円なら回収率は高くなる。国会に働き掛けてほしい」と,運動の拡大を求めた。

西日本新聞の今日付記事からです。確かに遠賀川の河川敷などには以前から投げ捨てごみが目立ちます。デポジット制の導入論は以前から提案されていましたが,今のところこれらのごみの回収は市町村に割り当てられたままで,直近の改正でも制度改革には結びつきませんでした。そこで法制化要望よりも条例によって対処する方法ももしかすると考えた方がよいのかもしれません。