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Konstanz als Heimatstadt

運航再開

アイスランドの火山噴火で,日本と欧州を結ぶ便の欠航が続いていた問題で中部空港(愛知県常滑市)では20日朝,ドイツのルフトハンザ航空がフランクフルトに向かう便の運航を再開した。16日から欠航しており,出発カウンターには,日本から帰国できずにいたドイツ人旅行客らが,ほっとした表情で並んでいた。
同便の乗客はほぼ満席の221人。大半は,日本で立ち往生し,予定外の滞在を余儀なくされた欧州からの旅行客だった。
約30人のグループで旅行し,空港島のホテルで3日間,足止めをされたというドイツ人男性(62)は「やっと帰れるのでうれしい。旅客ターミナルのレストランでの食事も食べ飽きた」と苦笑していた。
自動車部品会社のスウェーデン駐在員で,愛知県刈谷市の本社に一時帰国していた菊地武博さん(54)は,16日の便に乗る予定が,この日までずれ込んだ。「自然災害だから仕方ない。乗り継ぎ便が本当に運航されるのか,不安です」と話した。
中部空港の欧州便は,フランクフルト便とフィンランド航空のヘルシンキ便が各週5便ある。ヘルシンキ便はまだ運航のめどが立っていない。

朝日新聞の今日付記事からです。ドイツでは今朝の8時から飛行禁止が解除されることになりました。
昨日のEU閣僚理事会(ビデオ会議)で飛行禁止の基準の緩和が決定し,それを受けて今日から航空便の正常化に向けた動きが始まります。ただ,火山活動はなお活発で,しかも今日は天気予報によると北風が吹いてイギリス・オランダ・ドイツに向けて火山灰が流れ込むとのことです。火山灰の量によっては再び飛行禁止になる可能性もないわけではありません。