ernst@hatenablog

Konstanz als Heimatstadt

家電店戦争

家電量販店のデオデオミドリ電化などを傘下に置くエディオンが29日,北九州市八幡西区に,いずれも売り場面積約3900平方メートルの「デオデオ八幡黒崎店」を新規オープン,「デオデオ八幡西店」を改装オープンした。周辺にはベスト電器が新業態店「B・B(ビービー)」1号店を今月23日にオープンさせたばかりで,ヤマダ電機も含め,半径約4キロのエリアに4店がひしめく九州でも指折りの激戦区となった。
デオデオ両店には,同社として福岡県内で初となるオール電化・リフォームの売り場や玩具店ネバーランド」を設置した。
デオデオが旗艦店をこれほど近接させるのは初めてだが,チラシや商品物流など一体的に運営することでコストを下げ,価格競争力を強化する。また,八幡黒崎店は大型ホームセンターと隣接しており,相乗効果による集客を狙う。
周辺世帯に約18万3千枚のチラシを配ったこともあり,八幡黒崎店には午前10時のオープンから40分間で約2500人が入店した。森英昭店長は「競合が気にならないといえばうそになるが,顧客満足度を落とさずに安さを追求したい」と語った。
一方,ヤマダ電機北九州八幡店は「他店のオープンチラシをお持ちください」と明記したチラシを配布。業界トップの規模の優位を生かした大量仕入れによる低価格戦略をとる。

デオデオとダイキ
IZAの今日付記事からです。デオデオが黒崎の市街地に大型店舗を構えるのはこれがはじめてのことです(かつては八幡西区幸神に店舗がありました)。従来は折尾地域の方にヤマダ電機ベスト電器デオデオ八幡西店があったために競争の重心は西にありましたが,デオデオ黒崎店のオープンは八幡駅北口にあるコジマ電機とともに重心をやや東に移動させることになるように思います。
日本の家電店に行くと買いたいものを見つけるのに苦労は余りしませんが,ドイツの場合には求めているものがそもそも置かれていなかったり,あっても高かったり,値段が手頃でも購買意欲を掻き立てなかったりと,電圧以前の要素がとても多い気がします。ドイツ人がソニーパナソニックなどを喜んで使っている(場合によってはそれが日本のメーカーであることを知らずに)のも何となく分かる気がします。