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Konstanz als Heimatstadt

ワールドカップ

大会8日目を迎えた2010年ワールドカップ(W杯)・南アフリカ大会は18日,グループリーグの3試合が行われた。
グループDでは,初戦でオーストラリアに快勝したドイツがセルビアと対戦。試合はイエローカードが頻発する激しい展開となり,前半37分にはクローゼが2枚目のイエローカードで退場。1人多くなったセルビアは,直後にヨバノビッチが決めて先制に成功する。その後,数的不利のドイツが同点を狙って猛攻を仕掛けるが,ポドルスキがPKを外すなど最後までゴールを奪えず,セルビアが1−0で勝ち点3を獲得した。

スポーツナビの今日付記事からです。周知の通りドイツはサッカー大国です。町やグランドで遊んでいる子どもたちはほとんどサッカーをしており,野球をしている姿を見たことは一度もありません(そもそも野球のための道具を売っているのかどうかもよくわかりません)。ワールドカップ(die Weltmeisterschaft: WM)の盛り上がりはもしかするとオリンピック以上と言えるかも知れません。
初戦に快勝したドイツでしたが,昨日はセルビアに敗れてしまいました。試合の開催が金曜日の午後だったこととも重なって,大学は試合時間の時にはほとんど人がいない状態になり,いくつかの部屋ではみんなでテレビ観戦をしているようでそこだけとてもうるさかったです。顔にドイツ国旗をペインティングした女子学生がかなり多くいました。試合終了後はみな一様に暗い顔をしており,敗戦のショックの大きさを物語っていました。他方でセルビアを応援している数少ない人たちはとても盛り上がっており,セルビアの国旗を振りながらクラクションをならして町を暴走(?)する車もありました。
ガーナ戦は来週の水曜日にありますが,もともとその時間に予定していたゼミの開始時間を変更してまで応援に専念するようです。こうした取り扱いはオリンピックの際にはなかったので,ドイツ人にとってのワールドカップの持つ意味の大きさを感じることができました。
先日の日本対カメルーンはこちらでもテレビ中継されており,日本は勝ったよねと言ってくれるドイツ人も何人かいました。ただ中継の解説者はとてもガーナ贔屓で,解説のドイツ語がもし100%理解できていたらとてもいらついていただろうと思います。今日は日本はオランダ戦ですが,持てる力を十分に発揮してくれることを期待しています。