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Konstanz als Heimatstadt

キャナルにH&M

福岡地所(福岡市)は22日,大型商業施設「キャナルシティ博多」の新棟建設に着手した。開業は2011年9月。九州初進出になるスウェーデン衣料品店H&Mヘネス・アンド・マウリッツ)」など手ごろな値段で流行の服を売るファストファッションの大型店を集める。
「世界のビッグプレーヤーの5社を招くことができた。アジアに対してインパクトある施設をつくれる」。福岡地所の八木聖二社長は,この日の記者会見で意気込んだ。
新棟は鉄骨・鉄筋コンクリート4階建てで,店舗面積は1万2千平方メートル。2階部分で既存施設とつながる。
H&Mのほか,ユニクロやコレクトポイントといった衣料品店が入るほか,既存施設にあるスペインのZARA(ザラ)も移り,家具・雑貨のフランフランも入る。
5店の店舗面積は1400〜2400平方メートルある。「国内・九州最大級」とうたう規模が大きい店ばかりで,5店で新棟の売り場面積の約85%を占める。
ほかに国内にまだ進出していない欧州のファストファッション店とも出店を交渉中で,カフェや雑貨を扱う店もあわせて約15店が入る。キャナルへの出店が取りざたされていた米国衣料店のフォーエバー21は,福岡市中央区の大名地区の商業ビルへの出店を検討している。
開業1年目は1640万人が訪れ,売上高が507億円あったキャナルも,2009年度は1230万人,415億円と,ともに8割前後に落ち込んでいた。新棟の完成で売上高は60億円前後,来場者は200万人強の増加を見込む。
約1キロ離れた天神地区には百貨店や専門店が集積。来年3月の九州新幹線・鹿児島ルート(博多―鹿児島中央)全線開通に合わせて阪急百貨店がJR博多駅ビルに進出,ますます競争は激しくなる。キャナルファストファッション店を集めることで,天神地区,博多駅との違いを出す考えだ。(末崎毅,米谷陽一)

朝日新聞の今日付記事からです。天神と博多駅地区の中間にあって主要な交通手段もバスだけのキャナルシティは,ここ最近は利用者が低迷傾向にあったようです。ファッション重視で差別化する路線はよい手段かもしれません。
H&MZARAというと,ヨーロッパの新しい市街地にはかならず見られる店でもあります。当然のことながらヨーロッパで買うと服のサイズが大きいものばかりで,縫製もそんなによいものではありませんでした。日本に進出した場合には,服のデザインや縫製が変わるのかが気になるところです。