ernst@hatenablog

Konstanz als Heimatstadt

北九州市長選挙

任期満了に伴う北九州市長選は6日,投開票され,現職の北橋健治氏(57)=無所属=が,無所属新人で北九州市立大名誉教授の三輪俊和氏(67)=共産推薦=を破り,再選を果たした。
同市長選で初めて自民党が独自候補擁立を断念し,事実上の北橋氏信任投票となったことから,有権者の関心は低調だった。投票率は37・00%で,5割を超えた前回を19・57ポイント下回り,8年前の過去最低を更新した。
選挙戦で北橋氏は行財政改革の推進を強調。さらに環境,省エネルギー産業の拠点化を進めることで雇用や税収を増やし,全国の政令市で最も進行が早い高齢化への対応や子育て支援などに財源を振り向ける「緑の成長戦略」を提唱した。
前回は民主,社民,国民新党の推薦を受け自民,公明の推薦候補と対決したが,今回は「市民党」を掲げて政党推薦を一切受けず,自民,公明支持層の一部を取り込むことに成功。終始優位な戦いを繰り広げた。
三輪氏は,北橋氏の市政を「大型公共事業を優先して,福祉を切り捨てている」と厳しく批判。昨年11月に市が発表したJR小倉駅北口のスタジアム建設計画の中止を掲げ,批判票の取り込みを狙ったが,支持は広がらなかった。
当日有権者数は79万8568人(市選管調べ)。
(開票終了)
当 北橋 健治 無現 214,227
  三輪 俊和 無新  76,980

西日本新聞の今日付記事からです。自民党系と民主党系が接戦を繰り広げた前回と異なり,今回は事実上の相乗り候補の構造だったために投票率はあまり上がりませんでした。争点らしい争点といえばスタジアム建設計画くらいでしたが,これもそれほど大きくは取り上げられず,事実上は北橋市政の信任投票のような選挙となりました。