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Konstanz als Heimatstadt

ルフトハンザのストライキ

3月18日水曜日にルフトハンザのパイロット労働組合(Vereinigung Cockpit)が短距離の路線のストライキを行うと発表したことから,ルフトハンザは17日の交渉を拒否し,18日のストライキが決まりました。


ルフトハンザのストライキは比較的9月初旬に多かったので,春のストライキはあまり予想していませんでした。今回は運悪く,日本に戻るタイミングとストライキが重なり,チューリッヒ・フランクフルト間の飛行機が欠航になってしまいました。
ストライキの決定が突然であったこともあり,欠航のメールが来る前にオンラインチェックインを促すメールが来ていました。そこで今回はオンラインチェックインをすでにしてしまっていました。フライトキャンセルメールには,オンラインで予約の変更が可能であるとの説明がありましたが,すでにチェックインしてしまっている場合にはオンラインでの変更がうまくいきませんでした(あるいは変更不可能チケットだったからかもしれません)。そのためコールセンターでの変更を案内する画面が出てきましたが,コールセンターは電話が殺到していてなかなか繋がりませんでした。
結局,レール先生に手伝って頂いて,50分近く待った後,ようやくオペレーターが出てきました。ルフトハンザとコードシェアのスイスエアは動いているため,朝かなり早い時間のスイスエアへの変更を勧められ,電話での変更が一応できました。オペレーターは新しい便での予約がシステムに反映される夕方以降は,新しい便でのオンラインチェックインが可能であると言っていましたが,実際にはできませんでした。
翌日空港にいってみると,変更した飛行機のデータがシステムに入っていないと言われ,電話でいろいろ確認した結果,フランクフルトから先の飛行機のチェックインが解除されていないために,変更した便のデータがシステムに反映されていないことが分かりました。結局空港でフランクフルトから先の便のチェックインを解除し,フランクフルトで改めてサービスカウンターに出向いてチェックインしなおすことになりました。
ルフトハンザのチェックインは出発23時間前から可能であり,これまでは忘れないようになるべく早いタイミングでやっていたのですが,このような事態が起こることを考えると,少なくとも座席を予約しているような場合には早いタイミングでチェックインしない方がよいのかもしれないと思いました*1。また今回は,チューリッヒ発の乗り継ぎ便とセットでのチェックインで,この場合にはスイスエアのサイトでのチェックインに回されるのですが,スイスエアの場合には一旦オンラインチェックインすると取消の操作をすることが予定されていないようで,今回のような事態を自分で回避することもできないようです。結果として当初の予定通り帰国できたのは不幸中の幸いでしたが,いろいろ考えさせられる貴重な経験でした。

*1:後で日本のルフトハンザのコールセンターに確認したところ,ルフトハンザのサイトにはオンラインチェックイン取消機能があり,オンラインチェックインの操作を最初から行い,途中のオプション表示で取り消すことができるとの説明を受けました。しかし,フライトがキャンセルとなると比較的短時間でオンラインチェックイン自体ができなくなってしまうことから,早いタイミングで対処しないとこの機能も使えないようです。