ernst@hatenablog

Konstanz als Heimatstadt

変わりやすいもの


日本では変わりやすいもののたとえとして「秋の空」が使われますが,ドイツでは「4月の天気」(Aprilwetter)がこれにあたります。4月は気圧配置が変わりやすく,晴れたかと思えば曇り,そして雨から雪までバラエティに富んだ気象状態が短時間でめまぐるしく変化します。表現としてのAprilwetterは以前から知っていましたが,今日(4月1日)の天候はまさにその典型でした*1
前日からの強風がややおさまったかと思うと,前日から10度近く気温が下がって雪になり,しばらくすると晴れ間が見え,また猛吹雪となりました。体感的な気温の割には雪がよく降っており,上空の気温と地上付近の気温にかなりの差があるのではないかと思いました。イースター直前のこの時期は,年によっては極めて暖かく春らしい気候になりますが,今年は少なくともイースター前半は大荒れで,雪・吹雪の予報になっています。

*1:コンスタンツの地元紙のSüdkurierの4月2日の表現を借りれば,Aprilwetter, wie es im Buche steht(典型的な・かなり不快な4月の天気)でした。