ernst@hatenablog

Konstanz als Heimatstadt

大渋滞


コンスタンツは最近,土曜日の午後になるとひどく渋滞します。しかし今週は,金曜日にもかかわらず,これまでにない渋滞が朝から夕方まで続きました。バスのダイヤは大きく乱れ,市街地に入る車も出る車も渋滞で日頃の数倍の時間を要していました。
大渋滞の原因は,スイスから大量に流れ込む車です。スイスフランがユーロに対して高騰して以降,スイス人がコンスタンツに買い物に来る状況が続いています。2008年にコンスタンツに来たばかりの頃も,ドイツの物価はスイスと比較して低かったため,スイス人の買い物はたしかにありました。他方で,スイスの方が税金の関係で安くなるガソリンと,スイスの方が美味しいとされていたコーヒー・チョコレートはドイツ人がスイス国境を超えてスイスに買いに行っていました。ところが,スイスフラン高騰以降は,こうした現象はなくなってしまいました(スイスチョコは最近ではドイツのスーパーでも幅広く売られており,スイス人がドイツでスイスチョコを買っていく冗談のような状況も見られます)。今週は木曜日がChristi Himmelfahrtという休日で,金曜日を休みにすると長い週末になるので,休暇をとったスイス人と思われる車が大量に流入したのが一因のようです。加えて今日は雨だったため,ドイツ人の車もいつもより多く,これまで見たことのない大渋滞になったようです。
コンスタンツの中心部は,Laubeと呼ばれる通りが片側2〜3車線となっている以外は全て片側1車線で,スイスからの車が流入するとすぐに大渋滞になってしまいます。スイスフランの高騰がいつまで続くか分かりませんが,渋滞が長期化・恒常化するとなると,何らかの根本的対策が必要となるように思います。