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Konstanz als Heimatstadt

夏か秋か

昨日の夕方にコンスタンツに戻りました。
コンスタンツの昨日の最高気温は,9月としては過去最高(といってもそれまでの最高気温より0.1度高かったようですが)でした。それでも30度には届いておらず,8月の猛暑とは少し暑さが違うように感じます。

霧(Nebel)のコンスタンツ

そして今朝は,コンスタンツに秋の到来を告げる深い霧(Nebel)が発生しています。秋・冬のコンスタンツは,地上の気温とボーデン湖の水温の差から霧がしばしば発生し,一寸先も見えないほどになることもあります。天気予報では来週月曜日までは夏のような気温が続くようですが,着実に秋がやってきているようです。

300番

ベルリンの有名な場所を繋ぐバスとしては,100番と200番が有名で,いずれも西ベルリンの中心である動物園駅(Zoologischer Garten)から東に向かって走っています。

ポツダム広場(フィルハーモニー南バス停)で停車する300番バス

おそらく4年前にはなかったバスの系統として,300番のバスがあります。これは,東ベルリンの中心地の一つのワルシャワ通りから,ポツダム広場に向かって走るバスで,途中,フンボルト大学があるUnter den Lindenも通過します。従来手薄だった東側へのアクセスをよくする目的だと思われますが,100番や200番と違って1両(1階建て)のバスなので,それほど客が乗れない難点があります。

U55→U5

コロナ禍の最中にベルリンで大きく変わったことのひとつは,地下鉄のU5がベルリン中央駅まで延伸開業したことです。

地下鉄 博物館島駅

ベルリン中央駅から唯一乗れる地下鉄(U-bahn)は長くU55という路線名で,わずかに2駅(Bundestag・Brandenburger Tor)しかありませんでした。しかし2020年末にU5と接続し,ベルリン中央駅からベルリンのかなり東部まで一本になりました。
これにより,ベルリン・フンボルト大学の最寄り駅がU5の博物館島駅(Museuminsel)となりました*1。法学部の建物へはA出口から徒歩3分程度です。以前はStaatsoperのバス停が法学部の建物のほぼ目の前でしたが,地下鉄ができたためか,地下鉄博物館島駅のA出口の近くに移設されていました(反対側方向のバス停はフンボルト大学本館の前から変わっていません)。

*1:正確には,隣のUnter den Linden駅とほぼ同じ距離であり,法学部のどこに行くかによって最寄りの印象は変わります。研究室が並んでいる建物にはUnter den Lindenの方が少し近いような感じで,Möllers先生もWaldhoff先生もUnter den Lindenの方が近いと言っておられました。

BER

昨日からベルリンに来ています。ベルリンも4年ぶりです。4年前と大きく違うのは,ベルリン・テーゲル空港(TXL)がなくなったことです。延期に延期を重ねていたベルリン・ブランデンブルク空港(BER)が完成したのは知っていましたが,コロナ禍と重なって一度も使わないままでした。

ベルリン・ブランデンブルク空港駅

ベルリン・ブランデンブルク空港は,現在2つターミナルがあり,全体として木の雰囲気がある空港です。場所的には以前のシェーネフェルト空港と同じで,ターミナルが新しくなっています。以前のテーゲル空港のように,セキュリティチェックを受けた後のエリアがゲート前にしかないという状態ではありませんが,搭乗客と降機客の動線は基本的に分かれておらず,出口(Ausgang)を目印に歩かないと迷う可能性があります。
ベルリン・ブランデンブルク空港の大きな特色は,地下に駅があり,鉄道によるアクセスができることです。テーゲル空港時代はバスだけで,大きな荷物を持っていくのには難がありました(結局タクシーを使って市内移動していました)。エアポートエクスプレス(FEX)が毎時2本走っており,ベルリン中央駅(Berlin Hbf.)までおおむね35分で到着します(途中停車駅はオストクロイツ駅(Berlin Ostkreuz)とゲズントブルネン駅(Berlin Gesundbrunnen)だけです。他にSバーンやREも走っており,公称では1時間4本のアクセスと言っていますが,出発時刻やSバーンでかかる時間を考えると,実質的にはFEX一択だと思います。
駅は当然,比較的新しいですが,切符の自動販売機が非常に少なかったです。多くの乗客はアプリで切符を買っているようでした。

配慮の要求

天気予報通り,今週のコンスタンツは再び暑くなってきました。最高気温が28度を超えると,夜のライン川沿いは大騒ぎが続きます。昨日は夜21時過ぎにライン川沿いの公園を通り過ぎたところ,若者のグループが大声で歌ったり踊ったりしていました。

配慮の要求の看板とBischofsvillaの建物

ボーデン湖からライン川が流れ出す北岸の地域には,こうした看板のほか,路面にRücksicht(配慮)と書いたサインがいくつもあります。看板の表記によると,22時からはNachtruhe(夜間静かにする義務)だと書かれていますが,おそらく守られたことはほとんどないと思います。「騒ぐな!」「静かに!」ではなく「配慮せよ」という書き方は,名宛人にどのような行動をとらせるか考えさせる余地を与える意味で誘導手段として面白いとは思うものの,実効性のなさを解決することには役立っていないようです。

ライン川の水位

先週の雨でボーデン湖の水位が上がっていましたが,その後水位の上昇は落ち着きました。他方で,そこから流れ出るライン川の水位はかなり上がっています。

ライン川の水位
Constanze Wirtshausから見たライン川

ライン川の水位も雪解けの時期はこのくらい(これ以上)になることがありますが,もともと水位が低くなるはずの夏の時期にこれほどの水量があるのはあまり見たことがありません。
今週はまた気温が30度近くまで上がるようで,ライン川で泳ぐ人が増えそうです。

バスの本数

現在の大学ゲストハウス最寄りのバス停は,1時間に2本しかバスが走っていません。一時期は6本走っていたのにと残念に思っていたところ,明日から*1,近くを走るバスの路線上の道路が工事に入るため,臨時に1時間6本走ることになりました。

工事のお知らせ
増加分のバス時刻表

4年前に一度その状態が恒常化したはずだったのですが,
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バス停がなくなったところから苦情が出たのか,現在では一部の路線を変更しつつ,基本的には前のルートに戻っていました。
コンスタンツ市内のバスは,多くても基本的に1時間4本しか走っておらず,複数の路線が重ならないとそれ以上の本数にはなりません。例外は大学に向かう9系統で,大学が学期中は1時間に6本以上走っています。ただ,2回目の留学(2015年)以降は学期中にコンスタンツに滞在したことがなく,実際に6本以上走っている様子を見たことはありません。

*1:当初の予定では先週の月曜日からのはずでしたが,道路工事の開始自体が遅れて,バスの経路変更も1週間遅れることになったようです。