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Konstanz als Heimatstadt

JRダイヤ改正

2004年3月13日にJRグループダイヤ改正が行われました。JR九州関係の変更は次の通りです。

  • 九州新幹線新八代鹿児島中央が開通しました。これにあわせてつばめの在来線部分は「リレーつばめ」となりました。北九州からのつばめは朝の下り1本だけだったのが下り2本に増発されました。
  • 鹿児島本線の立体交差事業が完成しました。1996年に工事が開始され,2001年12月から下り線の利用が始まりました。今回,上り線も開通したことで,地上部分の線路や踏切がすべて廃止されることになりました。吉塚駅箱崎駅の1番乗り場の利用も始まりました。
  • 鹿児島本線筑前新宮駅上りホームが利用可能になりました。従来は仮ホームをつかっていましたが二面四線工事が完成しました。といってもほとんどが1番乗り場停車となっています。
  • 上りの普通・快速ダイヤが約10分ずれました。下りはそのままです。上りダイヤのシフトは3年ぶりのことです。特急電車については基本的に変更はありません。
  • 快速の所要時間が若干短縮されました。上り快速の特急追い越し駅はこれまで筑前新宮でしたが,ダイヤ改正後は列車によって八幡・折尾・福間などばらばらになりました。八幡追い越しの快速の場合,博多黒崎間の所要時間は51分となり,6年前の水準にかなり近づきました。
  • 準快速が新設されました。昼間の時間帯(10-14時)の赤間・折尾間の各駅に停車し,それ以外は快速停車駅と同じ準快速が登場しました。これは折尾・赤間間の利用者が多いからではなく,同区間の昼間時間帯の利用者が少ないための合理化対策です。この時間帯には赤間行きの普通及び赤間発の普通が設定されたため,快速が停車しないと1時間3本停車を維持できなくなったためです。折尾・小倉間は福北ゆたか線の乗り入れにより普通列車を確保するため,本数が削減される区間は実質的にはありません。

小倉博多間の快速停車駅はこの5年間で5駅もふえ,快速の意味がなくなりつつあるところでした。準快速は現在のところ昼間利用者が少ない区間の輸送合理化対策にすぎませんが,将来的には快速の二極化が課題となりそうです。
箱崎駅仮ホーム
※4月3日追記
上り線が廃止された箱崎駅付近では片側2車線道路の工事が始まっています。4/1のバスダイヤ改正箱崎駅北口バス停が廃止され,米山町バス停が箱崎駅西口と改称されました。駅前ひろばができるのはもう少し先のことになりそうです。
一方,香椎土地区画整理事業では西鉄宮地岳線の高架工事が進んでいます。名島駅の新ホームは現在工事中で,香椎宮前からいったん仮線路に切り替えて第一段階の高架化をするようです。これにともなってJR名島駅の隣に設置される西鉄の駅名は現在の名香野駅ではなく「千早」駅となるようです(駅名表示板が千早になっています)。