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Konstanz als Heimatstadt

6種類の列車

来春,全線開業する九州新幹線・鹿児島ルートを走る3種類の新幹線のうち,原則として各駅停車する「つばめ」が小倉駅北九州市)にも乗り入れる見通しとなった。北九州・京築地区の利用客にとってはいっそう便利になり,九州の「玄関口」としての小倉駅の魅力も高まりそうだ。
「つばめ」はこれまで博多始発の予定だったが,九州新幹線を運行させるJR九州山陽新幹線を受け持つJR西日本が一部の小倉乗り入れに合意した。
小倉駅には現在,山陽新幹線「のぞみ」「ひかり」「こだま」が停車しており,九州新幹線が開業すると新大阪―鹿児島中央を直通運転する「みずほ」「さくら」も止まる見通しだ。
ただ,「みずほ」や「さくら」は通過する駅もあり,これらの駅に向かう場合は乗り換える必要があった。「つばめ」が乗り入れれば,小倉から乗り換えなしでゆっくり旅をすることも可能になる。
また,JR西日本は小倉―博多だけを走る「こだま」の九州新幹線区間への乗り入れも検討しているという。
もっとも,この相互乗り入れがどれだけ増えるかは今後の協議次第だ。
JR西日本山陽新幹線を使ってもらうため,小倉の乗客を九州南部に送り,逆に九州南部の客を小倉に呼びこみたい。一方のJR九州は新駅ビルができる博多駅を「九州の玄関口」と位置づけ,博多始発列車をダイヤの中心にするとみられ,博多で降りてもらいたいという思惑もある。
両社は現在,運行本数などの協議を重ねている。ダイヤは12月にも発表する。(米谷陽一)

朝日新聞の昨日付記事からです。当初は山陽・九州直通は「さくら」だけだったと思っていたら,速達タイプの「みずほ」に加えて,各駅停車の「こだま」や快速停車的な「つばめ」も直通するようです。
これとの関係で気になるのが,在来線特急の運行本数です。「さくら」「みずほ」が1時間に1本だけなら,これまでの1時間3本運行(ソニック2本+ありあけ1本)が維持されるのかと思っていましたが,例えば「さくら・みずほ」と「つばめ・こだま」で1時間2本が直通になるとすると,在来線特急は2本にして「ありあけ」(小倉→熊本・光の森)を廃止するという方向性も考えられるのかもしれません。また割引切符がどのように設定されるのか(直通列車に誘導する割引切符が設定されるのか,博多駅乗り換えを誘導する乗り継ぎの割引切符ができるのか)も気になるところです。さらに,特急が減便になった場合に快速の運行方法がどうなるのかもよく分かりません。ここ3年間は在来線の運行ダイヤは基本的には変更がなかった(駅の増加に伴う数分の変更程度)ですが,新幹線開業で大きく変わるのかもしれません。