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Konstanz als Heimatstadt

渇水とWespe

水位が下がったライン川

今年のドイツは全体として雨が少ない傾向のようです。この傾向は夏になってからも強まり,渇水の被害が各地で出ています。コンスタンツはボーデン湖を抱えているので,渇水による水不足はあまり想定できません。しかしボーデン湖の水位はかなり下がってきており,湖の場所によっては目に見えて干上がっているところもあるようです。ボーデン湖から流れ出すライン川の水位も,過去には見たことがないほど下がっており,藻も多く繁殖していることから,例年よりも泳ぎにくい状況になっています。
夏の渇水のせいではないようですが,今年は甘いものに寄ってくるスズメバチの仲間のベスペ(Wespe)が例年よりも非常に多いです。レール先生の話によれば,成虫になるまでの間に水位が低かったため,通常であれば成虫になれずに流されてしまうものが少なくなり,ドイツ全土で今年はベスペが増えているのではないかとのことでした。数が多いせいか,今年は食べ物だけでなく,人にも積極的に寄ってくるので困ります。
天気予報によると,今日・明日のコンスタンツは雨模様のようですが,この渇水状況を大幅に改善するほどの雨にはならないようです。