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Konstanz als Heimatstadt

鉄道運休

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ライン橋を渡る黒い森鉄道の列車
コンスタンツはドイツの中では陸の孤島です。コンスタンツに鉄道でアクセスする場合に,最も主要なルートは,黒い森を抜ける黒い森鉄道(Schwarzwaldbahn)です。フランクフルトからバーゼルに向けてICEが専用線を走るルートが設けられていますが,その途中のOffenburgから分かれてコンスタンツにいたる鉄道は,うっそうとした黒い森を比較的低速で抜けていく風景がきれいな線区です。
その黒い森鉄道が,現在一部で運休しています。施設の補修のためであり,運休期間はバーデン・ヴュルテンベルク州の今年の夏休みに合わせて7月20日から9月8日までになっています。運休区間はImmendingenからEngenまで(8月30日からはDonaueschingenからEngenまで)と,距離的にはさほど長くはありませんが,この線区がストップしているため,コンスタンツからフランクフルトに抜けるにはBasel経由のルートを利用する必要があります。
Basel経由のルートもライン川沿いを走る風光明媚な線区ですが,昔から遅れがちで,乗客が多い割にディーゼル2両編成程度の短い車両で運転されることから,なるべく利用をさけていました。黒い森鉄道の運休の影響で,Basel経由の利用者が増えているようであり,色々な意味で使いたくない線区になってきているようです。