2つのTransponder
数年前から使われ始めた大学のTransponderですが,現在ではわずかに残っていた物理的な鍵もほぼなくなり,ほぼすべてがTransponderに置き換わっています。Transponderの場合には,複数の部屋の鍵を開けることもできるので,特に大学においては便利だと思う反面,大学とゲストハウスのTransponderで使い勝手が微妙に異なり,当初は混乱しました。
左側がゲストハウス用のTransponderで,使うのはドアを開けるときだけです。ドアを閉めると自動的にロックされます。また,特にアクティベーションの操作は必要なく,期間内であればすぐに使うことができます。
これに対して右側の大学用のTransponderは,ドアを開けるときと閉めるときの両方使います(ドアはオートロックではありません)。鍵を閉めることができた場合には,ランプが緑・赤の2回点灯します(開けるときは緑ランプだけです)。接触のさせ方によっては閉めたいのに開ける操作になってしまうので,ランプの色を最後まで見ている必要があります。さらに厄介なのは,毎日アクティベーションが必要で,アクティベーションしないと鍵が操作できないことです。
アクティベーションできる装置は,出入口付近にいくつか設置されています。この写真は法学部の建物(C)の1階(一番下側の入口)のドアですが,このプラスティック枠に数秒当てて音がすると,アクティベーションが終わります。他には,2階のYの建物との境目の入口や,4階の図書館の入口近くにもあります(同じような装置でも,別の建物ではアクティベーションできません)。
以前に滞在した4年前は,一度だけアクティベーションすると,その後は不要でしたが,今回聞いてみたところ,毎日の操作が必要とのことでした。
幸い,これまでTransponderが機能しなくなったことはないですが,物理鍵と異なり電源系統がうまく機能しないと作動しない可能性もあるので,あまり安心して使用することはできません。