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Konstanz als Heimatstadt

Transponderの違い

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新方式に対応した大学のドア
ゲストハウスのTransponderと大学のTransponderは形は同じですが,しくみがやや違っています。ゲストハウスは解錠にのみ利用し,施錠はオートロックですが,大学は解錠と施錠のそれぞれにタッチが必要です。
最も大きな違いは,大学の方は毎日(厳密には18時間ごとに)アクティベーションが必要であることです。ただ持っているだけではタッチしても反応せず,決められた場所でアクティベーションの作業をして始めてキーとして利用できます。
このような面倒なことになった背景は,大学における盗難だそうです。コンスタンツ大学は街中から離れた場所にあるため,不特定多数者が入ってくることはあまりありませんが,図書館は誰でも利用することができるため,入場をコントロールすることができません。そのためか,以前から盗難被害がでており,マスターキーが盗まれたケースがあったそうです。そこで,部屋の場所が書かれていないTransponderを導入した上に,定期的なアクティベーションの作業がないと空かないようにして,盗難を防止するのが大きな目的だということでした。
アクティベーションの作業の方法を聞いたときには,何と面倒なことをと思いましたが,そのような背景事情であればやむを得ないことかも知れません。