約1ヶ月にわたるドイツ滞在が終わりました。最初にコンスタンツに来てから15年となるこの年にある程度長く滞在できたのは幸運でした。
今回のドイツ滞在は,コロナ禍が落ち着いてから2回目でしたが,1回目が4日間の滞在にとどまっていたため,ドイツの感覚を取り戻す(nachholen)には至りませんでした。今回の滞在でようやく感覚を取り戻すとともに,4年間できなかった様々なことを片付けることができました。
また,1ヶ月もマスクをしなかったのも久しぶりのことでした(たぶん日本ではまたマスクをするでしょう...)。こちらではマスクをしている人は本当に稀で,こちらに住んでいる人によると,マスクをしているのはコロナに罹患している人である可能性が高いとのことでした。確かに,ヨーロッパではもともと,マスク=病人という扱いだったので,コロナ前の感覚にほとんど戻ったということなのでしょう。
コンスタンツの市街地は,思ったほど変化がなく,レストラン等も含めコロナ前の状況がある程度維持されていました。他方で,物価の上がり方はかなり大きく,ドイツ語を母語としない人の数も体感的にかなり増えたように思われました。他方で,他人をあまり気にしない生き方は維持されており,それがコンスタンツ滞在を快適なものにしてくれました。