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Konstanz als Heimatstadt

JR折尾駅再開発へ

JR鹿児島線筑豊線が交差するJR折尾駅周辺で,両線を高架化し,並走させる事業の起工式が11日,予定地の八幡西区大膳で行われ,JR九州や国,北九州市などから約130人が出席した。
1916年に完成した同駅は木造2階建てで,鹿児島線の乗り場が2階,筑豊線が1階となっている。周辺には複数の踏切があり,朝夕のラッシュ時には渋滞が発生している。また,線路によって地域が分断された格好になり,開発の妨げになっているという。
事業の対象は,鹿児島線2・1キロ(八幡西区長崎町〜同区美吉野町)と筑豊線2・4キロ(同区千代ヶ崎1〜同区大膳2)。高架化により,9か所の踏切を廃止する。駅舎にはエスカレーターなどを設置し,バリアフリー化も進める。事業費は約350億円で,2019年度の完成を目指す。
駅舎は,文化財には指定されていないが,大正ロマンが漂う木造洋風建築として保存を求める声もある。事業を担当する市自動車専用道路対策室は「駅舎については,住民の意見を聞きながら,保存することが可能かどうか検討したい」としている。

読売新聞の昨日朝刊地域面に掲載されていました。この問題については約1年前にもとりあげたことがあります。折尾駅の周辺は踏切が多く,とくに東口側は狭い路地の街が広がっています。再開発が実現するとこうした町並みは一気に変わることが予定されています。また門司港駅と同じくらいにレトロな雰囲気を持つ駅舎もまだ保存するかどうかは決まっていないようで,こちらについても気になるところです。