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Konstanz als Heimatstadt

黒崎駅ビル化

JR九州安川電機北九州市は19日,同市が副都心と位置づける黒崎地区の活性化に向けた事業概要を発表した。JR黒崎駅を建て替えるほか,線路をまたいで南北を結ぶ歩道橋を架け替え,自由通路として整備する。また,安川電機は本社全体を「ロボット村」として整備し,最新のロボット技術を紹介する施設も建設する。総事業費は駅建て替え費用を除いても130億円を超える大規模開発で,17年度までの完成予定。
黒崎駅に隣接する複合施設「コムシティ」が今月2日に再オープンし,来月には八幡西区役所が同施設に移転する予定で,一帯のにぎわい復活を目指す。
3者は昨年2月,黒崎地区の活性化に共同で取り組む連携協定を締結。協定に基づき発表された概要では,JR九州が,84年に建設された現在の駅舎を建て替える。北九州市は約30億円で駅の南北を結ぶ長さ約100メートル,幅8メートルの自由通路を設け,線路で分断されている地域の一体化を促す。
また,安川電機は創立100周年の15年に向けて本社・工場を再整備しており,「ものづくりの夢が広がる施設」として敷地内約1万平方メートルを「YASKAWAの森」と名付けて一般公開する。将来の夢を感じられるロボットや最新の産業用ロボットなどを展示する「ロボット未来館」(仮称)など約100億円をかけて建設する。
JR九州の唐池恒二社長▽安川電機の津田純嗣会長兼社長▽北九州市北橋健治市長が,市役所で会見して発表した。【石田宗久】

毎日新聞の昨日付記事からです。JR黒崎駅周辺では,4月2日にコムシティが再オープンし,5月の連休明けには八幡西区役所が移転することになっています。これに続いて,駅ビルの建て替えが発表されました。現在でも黒崎駅には小さな駅ビルがありますが,入っている店は飲食店や理髪店などごくわずかです。この建て替えでは駅ビル自体をもう少し大きくすることが想定されているようです。
また,駅南側の商業地を活性化するには,定住人口の維持・拡大にとどまらず,観光資源を付加して訪問者を増加させる必要があると考えられたのか,安川電機のロボット未来館などの施設を同時に整備するとともに,これまで工場しかなかった駅北地域との連携も目指されています。もともと北口については,黒崎バイパスの整備と並行して駅前広場を設ける構想がありましたが,安川電機のテーマパークへの入口としてもこの北口広場が位置づけられることになりそうです。