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Konstanz als Heimatstadt

路上喫煙

北九州市は25日,路上喫煙やポイ捨てなどの迷惑行為に対し,過料1000円の罰則適用を始めた。昨年4月に施行した「モラル・マナーアップ関連条例」に基づくもので,適用地区はJR小倉駅周辺の中心市街地などの「重点地区」(約22ヘクタール)を含む市内全域。巡視員がパトロールし,過料を徴収する。
同駅で行われた開始セレモニーで北橋健治市長は「まずは小倉都心部で始めるが,効果が市内全域に広がるよう期待したい」とあいさつした。
この日は県警OB3人と民間の警備員が,重点地区に指定されているアーケード街などを巡回。路上喫煙者を次々と呼び止め現金で1000円徴収し,条例の内容を説明した。1000円を支払った同市小倉北区の男性は「(罰則の開始は)知らなかった。きまりなら仕方ないですね」と話していた。
歩きたばこへの罰則(2万円以下の過料)を盛り込んだ条例は,福岡市でも2003年に施行。同市中央区の天神・大名地区と博多区博多駅周辺地区に「路上禁煙地区」を設定しているが,罰則の適用は見送っている。同市は「条例はマナー向上が狙い。まずは啓発に力を入れており,施行後,歩きたばこは減少傾向にある」と話している。

西日本新聞の今日付記事からです。路上喫煙に対する過料は機動的で簡便なサンクション手段ではありますが,額が低く抑えられていることとの関係で,どの程度の実効性があるかが気になるところです。
ドイツでは(EUとの関係もあり)屋内での喫煙はほぼ禁止されています(小規模な酒屋などは別です)が,路上喫煙については逆に全くの自由であり,そのためか路上喫煙をしている人の割合が日本に比べてもかなり高いように思います。