- 作者: 関口一郎
- 出版社/メーカー: 白水社
- 発売日: 2008/03/27
- メディア: 単行本
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実はこの作品は「Hallo München」という名前で大学向けの教科書になっているものと同内容です。その解説とDVDがセットになったのがこの本です。かつて大学1年生のときにこの教科書で1年間ドイツ語を勉強しましたが,今になって考えてみると,日常会話で必要な表現はほとんどこの中に入っていたような気がします。その意味では,この一冊をやっておけばドイツで旅行したり滞在したりするのにはそこそこ大丈夫だといえるでしょう。また,大学生の生活が中心になっているので,大学におけるドイツ語を学ぶことができることもメリットです。
文法の説明にはやや癖があり,例えば2人称のdu/ihrはほとんど説明がなく,Sieで説明されています。標準的なドイツ語文法を身につけたい場合には,むしろ文法書を読んだ方がよいかもしれません。
DVDにはこの本で使われているスキットとKaffeepause,さらにスキットをゆっくり読んだ文章も収録されています。目と耳でドイツ語を身につけるにはよい教材だと思います。