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Konstanz als Heimatstadt

山歩き

春は山歩きのシーズン
一般的に言ってドイツ人は山歩きを好みます。徒歩旅行の意味のワンダーフォーゲル(Wandervogel)がドイツ発祥だということはよく知られています。
ドイツ語では散歩するという意味の単語はspazierengehenですが,この単語はドイツ人にとってはぶらぶら歩くという意味で,日本のウォーキングほどの運動=スポーツとは認識されていません(ただ,日本人の感覚からするとすでにspazierengehenでかなりの運動です)。これに対してwandernが山歩きする・ハイキングするという意味になり,この単語はスポーツの一種だと認識されています。この動作名詞のWanderungをしようとドイツ人が言った場合には,かなりの運動量の山歩きを指していると考えた方が無難です。
山歩きは気候が良くなった春頃から盛んになりますが,冬の積雪時でもやっている人が結構多いです。また老若男女を問わずやっている人をよく見かけます。山歩きのサークル(Verein)もかなりあるようです。山頂行きの乗り物(バスやケーブルカー,ロープウエイ)に乗って山頂から下ってくるパターンが多いですが,健脚の自信がある人は登りでもやっているようです。