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Konstanz als Heimatstadt

ドイツでも豚インフルエンザ

バイエルン州環境保健省によれば,ロバート・コッホ・インスティトゥートの検査結果を受け,3名の感染の疑いがある者のうちレーゲンスブルク行政区の病院に入院している1名が,ドイツ国内で初めて豚インフルエンザに感染していることが明らかになった。同患者はメキシコ旅行中に感染し,一週間前にインフルエンザの症状を訴えて入院していた。旅行に同行したグループからはインフルエンザの症状は見つからなかった。危機対策本部メンバーは本日午前中にオーバープファルツに集まり,感染者に接触した人物を捜索する。

今日配信された,在ミュンヘン総領事館メルマガ21号に掲載されていました。疑いがある例は他にもあるようですが,はっきり確認されたのは今回が初めてです。
ドイツではこれまで日本ほどはあまり騒いでいなかったので,今後このニュースがどのように扱われるのか気になるところです。
なおドイツ語では,豚インフルエンザはSchweinegrippeと言い,単純に二つの単語を複合させた言葉になっています。


(5/9追記)

新型インフルエンザで9日,大阪府寝屋川市の府立高校の男子生徒2人と引率の男性教諭に国内初の感染が確認された。大阪府教委は同日,感染した生徒らの一行がカナダでマスクを着用していなかった可能性を示唆した。記者会見した府教委によると,現地ではマスクの入手が困難との連絡を受け,国際交流事業を支援する団体が1日,マスク50枚を送付。マスクは5日(現地時間)に着いた。学校からの報告では「現地でのマスク着用はなく,帰路で着用した」とされており,府教委が詳細を確認している。
マスク着用について,学校側は「現地の街が落ち着いていて,誰もマスクを付けていなかった。(マスクを付けると)違和感があるので付けなかった」と説明した。

毎日新聞の9日付記事からです。おそらく日本の文脈から見れば,「違和感くらいでマスクを付けないのは何事だ!」ということになるのでしょうが,海外から見るとこの対応は至極当然だと思います。今回の派遣地域では新型インフルエンザの流行が激しいという情報がなかったとすると,マスクをしなかったことは非難できないように思います。