ernst@hatenablog

Konstanz als Heimatstadt

Grillfest

ドイツの夏はGrillfestの季節です。


Grillfestの様子
Grillfestとはバーベキューのことで,夏のこの時期になるとさまざまな集まりでこのGrillfestが開かれるようです。今週で夏学期が終了ということもあって,先日,講座恒例のGrillfestに参加しました。
日本のバーベキューとの違いはいろいろあります。最も驚かされるのは,ドイツではGrillfestに招待(Einladung)されていても,焼くものは自分で持ってくるということです。自分で持ってきたものは自分で焼き,自分で食べるというルールは驚くほど徹底しており,日本のように持ち寄ったものをみんなで食べるという雰囲気ではありません*1。この傾向は外食においても一貫しており,ドイツの文化的特色とも言えるのかもしれません。
また,当然のことながらナイフ(Messer)とフォーク(Gabel)を使って食べるので,バーベキューの場合でも必ず座って食べます。日本人は箸を使うので,片手で皿を持つことができ,立って食べることも可能なのですが,ドイツ人の場合にはそれはかなり難しいと言えます。
日本では専用のバーベキューの装置(網焼きの下に木炭を入れるタイプ)が広く使われますが,ドイツでは写真のように,たき火のように火をおこした上で,その上に平たい鉄板をつり下げる方式のようです。また網焼きではなく,単にアルミホイールを敷いてその上で直接焼いてしまいます。
コンスタンツ大学にはウォータースポーツゲレンデ(Wassersportgelände)という地区があり,そこに隣接してバーベキューの場所(Grillplatz)が設置されています。今回使ったところは使用料がかかるらしいですが,学生向けに使用料が無料の場所もあるそうです。ボーデン湖がすぐそこのため,蚊や場合によっては白鳥までやってくる,やや騒がしい場所ではありました。しかし周りに電球がないため夜空は本当にきれいでした。

*1:ただし,サラダやデザートについては持ち寄り方式でした。今回寿司を作って持っていきましたが,好評でした。ドイツにおいても寿司と漫画は現代日本を代表するもののようです。