鞍手IC
鞍手町中山の九州自動車道鞍手インターチェンジ(IC)が19日,供用を開始した。現地では麻生渡知事や,同ICの建設促進期成会に名を連ねる地元の首長たちが参加した記念式典があり,利便性の向上や流通の活性化に期待を寄せた。
県によると,鞍手ICは,開設を要望する地元の声を踏まえた「地域活性化IC」として2007年11月に着工。県が45億円,西日本高速道路が13億円を負担した。
式典では麻生知事が「この地域の産業を強くし,定住人口を増やす大きな力にしたい」とあいさつ。同期成会長の柴田好輝・鞍手町長は「地域の九州道へのアクセスが格段に向上し,新たな産業立地も期待できる」と語った。
供用開始時間の午後3時には,1台目から10台目の運転者に記念品が贈られた。一番乗りだった北九州市八幡西区の会社員(51)には,西日本高速道路の栄田充信九州支社長が「利用者第1号」の認定証を贈呈。会社員は「今から山口県下関市まで走ります。便利なのでこれからも利用したい」と話した。
西日本新聞の今日付記事からです。九州道の八幡ICと若宮ICの間にはこれまで新規ICが開業しておらず,IC間の距離が比較的長いところでした。今回開業した鞍手ICは鞍手PAの場所に施設を新設したICです。この区間ではもうひとつ,旧宮田町にあるトヨタ自動車九州工場の近くにもICの建設工事が行われています。