ernst@hatenablog

Konstanz als Heimatstadt

アスベスト図書館

立入禁止のサイン
11ヶ月ぶりにコンスタンツに戻って来ました。1年も経っていないのであまり変わっていないのですが,大きく変わったところの一つが,大学の図書館です。
昨年の11月にアスベストの吹きつけが見つかったため,一時期図書館が閉鎖になっていました。その後,法学部の図書が入っているJの建物についてはアスベストがないことが確認されたため,現在では部分的に開館されています。
かつての図書館は入口がたくさんあり(しかし出口は1つ)とても便利だったのですが,現在では,入口は2つになっています。1つは従来のメインの出入口です。もう1つは法学部の図書専用の出入口で,屋外から入らなくてはなりません。図書館のちょうど中央部でアスベストが見つかったため,二つの領域の間での移動はできません。メインの出入口は実質的にその機能を失っており,図書館に持ち込めない荷物を預けていたGarderobeも閉鎖されていました。
Bereich Jへの入口かつては教科書類や最新雑誌は集約して別置されていましたが,別置部分からアスベストが見つかっているため,現在では法学部図書が並んでいるところの一部に置かれています。アスベスト除去が終わった図書は本来の置き場ではないところに置かれているため,正確な場所は図書のスタッフでないと分からないようです。アスベスト除去が終わっていない図書については,予約すると除去した上で貸し出しをするそうです。貸し出しの窓口は自然科学地区の図書館に変わっていました。
コンスタンツ大学図書館はゆったりとしたつくりで,内部での作業スペースも広かったのですが,現在では開架できる部分にいろいろな図書が置かれ,また利用者に対する机の数も大きく減少しているので,全体にせせこましい感じになっています。なにより,留学中には普通に使っていたスペースや図書が実はアスベスト禁止区域に入っていたことが分かるのはそれなりに衝撃的です...。