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Konstanz als Heimatstadt

北九州銀行

山口フィナンシャルグループ(FG)の北九州銀行が3日,営業を始めた。地方銀行の新銀行開業は1984年の西日本銀行(現西日本シティ銀行)以来27年ぶり。山口FGは地盤の山口県について成長余地が限られると判断,新たな看板で周辺を含め人口100万人を超える北九州市を本格開拓する。
店舗数は山口FG傘下の山口銀行が九州で展開していた23店と,3日に北九州市内で立ち上げた1店舗の計24店舗。今後2年間で福岡県北部を中心に約10店を出店する計画だ。貸出金残高7150億円,預金残高6200億円,自己資本比率約13%でスタートした。
同市小倉北区北九州銀行本店で3日午前,山口FGの福田浩一社長と北九州銀の加藤敏雄頭取らが出席して式典を開いた。加藤頭取は「市民から支援してもらえる(地域に)根付いた銀行をつくっていく」とあいさつ。北九州市北橋健治市長は「地域密着型の金融機関として今後の発展に期待する」と述べた。

日本経済新聞の昨日付記事からです。久しぶりとなる地方銀行の新規開業は地元でも話題になっています。開業前から貸し出しの競争が激しくなっていると伝えられていますし,北九州銀行北九州市に対して指定金融機関にするように強く働きかけているようです。また個人客向けには,開業記念定期金利コンビニATM手数料無料といったいくつかのキャンペーンを展開しているようです。
西日本銀行福岡シティ銀行の合併以降,北部九州では福岡銀行と西日本シティ銀行の安定的競争関係が続いてきました。北九州銀行の登場で競争が激しくなるのかが注目されます。