ドイツの他の都市ではあたりまえの光景なのに,コンスタンツでほぼ見かけないのが,ものもらい(Bettler)です。ベルリンなどの大都市では,路上はもとより,地下鉄やバスなどに乗り込んで来たり,単に紙コップを差し出すだけでなく,演説したり楽器を弾いたりするような場合もあります。
コンスタンツでも皆無ということはありませんが,旧市街の特定の場所に2〜3人程度で,このところ少し増えた印象ですが,それでもさほど目立ちません。しかし,先日バスの中で,この写真のような張り紙がしてありました。「金銭を要求するものもらいにお金を渡してはいけません」という内容で,黙ってやるのは合法だが,要求すると違法と書かれていました。予防的に出されているのか,実際にそのような例があるのかはよく分かりませんが,コンスタンツの街の変化を感じた張り紙でした。