ドイツ人はしばしばコーヒーを飲みます。大学でも,学食とは別にカフェがあり,コーヒーを買い求める人が常にいます。かつては,陶器製のコップが使われており,料金にデポジット(Pfand)が含まれ,窓口に返却すると1ユーロが返ってきていました。
今回驚いたのは,返却のための機械が設置されたことです。陶器製のコップは基本的に使われておらず,4年前にはアイスの飲み物を出すときだけに使われていたプラスティック製の容器(Recupという名前がついているようです)ですべて出されるようになりました。
返却は店頭ではなくこの機械で行うことになっており,まず学食カード(Mensachip)をセットし,返却口にコップを軽く乗せると,少し間があって吸い込まれ,その後にカードに1ユーロが追加されるしくみになっています。
以前のようにコーヒーを買う人と容器を返却する人で混雑することがなくなったのはよいことですが,この機械にはいろいろと問題もあるようで,例えば複数のコップを続けて返却すると失敗する可能性があるそうです。そのため,複数のコップを返却するには,1つずつ返却し,そのたびにカードをセットしなおす方がよいようです。
この変更に伴い,以前はあった紙コップでの自動販売が行われなくなっていました。