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Konstanz als Heimatstadt

帰国手続(2)

今更...という感じですが...。


(1)では引っ越しと転居届について触れました。これ以外に残っているのは,日本での転入届と帰国届,銀行の解約です。

日本での手続

転入届は日本国内での引っ越しによる場合とほぼ同じです。転出時と転入時の届出先が同じの場合には,パスポートだけで手続が終わります。
やや注意が必要なのは,在外選挙の手続です。上記の転入届とは別に,在外選挙人票を選挙管理事務局に返却する必要があります。
帰国届は在留届と同じく,ネットで可能です。ただ,自動で登録されていた領事館からのメールマガジンは今でも届いています。

銀行の解約

銀行の解約手続それ自体はすぐに終わります。ドイツの生活の解説書によると解約には告知期間が必要だという説明がありますが,振替口座(Girokonto)の場合には即時解約もできます。やり方は,銀行の窓口に行って解約したいと伝えるだけです。キャッシュカードはその場ではさみを入れて切断されるので,もうこれ以上銀行関連の用務がないという状態になってから解約に行く必要があります。
残金については,日本国内の口座に送金する(その際には銀行コードが必要になります)か,その場で現金で引き出すかの選択ができます。後者の場合に気をつけなければいけないのが,ECカードを利用した場合の決済の反映がなされていないことがあるということです。ECカードは日本のデビットカードと同じしくみですが,店によっては決済情報がくるまでに数日を要することがあるようです。そのため,解約時に反映されていない情報は不払いと処理されて,後から別途請求書が送られてくることになってしまいます。
不幸にも先日その請求書がドイツからPDFで送られてきました(送ってくれたのは講座の秘書でした)。ゆうちょ銀行の国際送金が一番手数料が安いようですが,それでも2500円かかります*1。レートの差があったとはいえ,ドイツからは,本来の請求額とほぼ同額の手数料まで別途請求されているので,口座を解約する際にはその数日前からECカードは使わないのがよいようです。そのようなことがあったために「帰国手続(2)」を書いていないことを思いだした次第です。

*1:口座あて送金の場合,口座番号はDEから始まる番号,銀行コードはGEから始まる記号を入れる必要があります。またゆうちょ銀行ではローマ字しか受け付けられないので,ドイツ語特殊文字は全部置き換える必要がありました。