西日本鉄道（株）では，平成20年春に，天神大牟田線の最高速度を110km/hに向上し，到達時間の短縮を図り，お客様の利便度向上を目的としたダイヤ改正を予定しております。
つきましては，最高速度向上に伴うダイヤ改正後の運行にスムーズに移行するため，平成20年2月16日から春のダイヤ改正までの間，天神大牟田線の一部（日中）の特急列車を110km/hで運転いたしますのでお知らせします。
詳細は下記の通りです。
記
◆ 天神大牟田線 一部特急列車の最高速度向上について
実施期間 平成20年2月16日（土） 〜 平成20年春のダイヤ改正まで
実施区間 「福岡（天神）〜大善寺」間
最高速度 110km/h （現行は100km/h）
対象列車 福岡（天神）駅を10時30分〜15時22分に発着する特急列車 （上下：各10本）
※一部特急列車の最高速度向上に伴う発車時刻の変更はありません
実施理由 最高速度向上に伴うダイヤ改正後の運行へスムーズに移行させるための準備
そ の 他 最高速度向上に伴う所要時間の短縮並びにダイヤ改正については，決定次第お知らせいたします。
西日本鉄道の昨日付ニュースリリースからです。スピードアップの背景には併走するJR鹿児島本線の特急がスピードを売り物にしていることとの対抗関係や，南部沿線の利用活性化の意図があるそうです。とはいえ10キロのスピードアップでは時間短縮効果はそれほど劇的ではなく，どのくらい利用者が増えるのかは読みにくいものがあります。他方で，特急料金なしに乗れること，また定期的な利用者にとっては2〜3分の短縮でもその後の接続に大きく影響することからすると，意外にもこのスピードアップは大きな効果がある可能性もあります。
