ernst@hatenablog

Konstanz als Heimatstadt

厳戒のSeenachtfest

コンスタンツ側とクロイツリンゲン側とが同時に花火を打ち上げている様子
昨夜,コンスタンツの夏恒例の花火大会(Seenachtfest)が開催されました。この花火大会はボーデン湖沿岸では最大級のもので,コンスタンツとクロイツリンゲン(スイス)の両市が花火をそれぞれ打ち上げ,最後には同時に打ち上げるという面白さがあります。昨夜はあいにくの雨天(しかもかなりの雨)だったのですが,花火大会は予定通り22時から始まり,23時頃まで続きました。
いつもはおとなしいドイツ人が馬鹿騒ぎするSeenachtfestではこれまでも警察が警戒を強化していました。しかし今回は例年以上に厳しい警備体制になり,警察とガードマンあわせて500人が動員されたそうです。その背景には,7月にノルトライン・ヴェストファーレン州のDuisburgで発生したLove Paradeの将棋倒し事件があります。この事件では主宰者側の警備体制や,市の警戒態勢のあり方が問題にされています。そこでコンスタンツでも今回は特に警備体制を強化したようです(バスの中でこの話題を話していた地元の高齢者は「うちはDuisburgとは全然違うからね」と半分自慢げに語っていました)。
個人的には,Seenachtfestを今年も見られたことはとてもラッキーでした。2年前のSeenachtfestはちょうど留学生活が始まったばかりの頃で,全てが新鮮で楽しかった時期と重なっていました。その頃のことを思い出しながら,打ち上げられてはすぐに消えていく花火を眺めていました。