文化財
4年間のコンスタンツの変化の一つが,この建物の建て替えです。
ボーデン湖からライン川に流れ出すところに建っているこの建物は,半分がカヌークラブ,半分がギリシャ料理のSyrtakiです。道路側(Spanierstr.)から見ると完全に建て替えられているように見えますが,実はライン川沿いの半分はほとんど建て替えられておらず,建て替えられたのは道路側の半分だけです。これはライン川沿いの半分が文化財として指定されているからだそうです。
日本で文化財というと,かなり年数が経過している建物が想像されますが,ドイツでは必ずしもそれだけではなく,比較的建設が最近のものでも文化財として保護されていることがあります。文化財として保護されると,現状変更が基本的に禁止され,なるべくそのままで保存することが目指されるため,こうした形の建て替えになったものと思われます。